スポーツドリンクは体に悪い?管理栄養士による考察と、おすすめ14選

スポーツ栄養

スポーツドリンクって体に悪いっていう意見もあるけど、実際どうなのかな?

こんなお悩みの方に役立つ記事を用意しました!

この記事は以下のような方におすすめ!
・スポーツドリンクが体に良いのか、悪いのかを知りたい
・スポーツドリンクを飲むタイミングや量を知りたい
・おすすめのスポーツドリンクを教えて欲しい


この記事を読めば、あなたがこれまで抱えていたスポーツドリンクへの疑問が解消され、賢く使いこなす方法も知ることができますよ! 

スポーツドリンクって体に悪いの?それとも良いの?

「スポーツドリンクは体に悪い」と言われることがありますが、実際のところ、

どう飲むか”

で大きく変わってきます。要は、

正しいタイミングと量で飲む

ことで、スポーツドリンクは体にとって頼もしい味方になるということです。

この記事では、スポーツドリンクが必要な場面や、健康的に飲むための具体的な方法を説明します。


スポーツドリンクが「悪い」とされる理由

では、なぜ「スポーツドリンクは体に悪い」と言われるのでしょうか?

その大きな理由は、糖分の多さです。

ただし、スポーツドリンクに含まれている糖分は、決して悪者ではありません。
むしろ、”必要なときにこそ効果を発揮するエネルギー源”となってくれます。

特に、長時間の運動や激しいトレーニングをしているとき、体はエネルギーを急速に消耗していきます。
そこで糖質が重要な役割を果たします。

例えば、マラソンやサッカー、バスケットボールなどの持久系スポーツでは、筋肉がエネルギー源として糖を必要とします。
もし糖分が足りなくなると、体は疲労しやすくなり、パフォーマンスが急激に低下することも。

そんな時に、スポーツドリンクの糖分は体のガソリンとしての力を発揮してくれます。

さらに、スポーツドリンクは素早く吸収されるように設計されているため、運動中や運動後すぐに体をリカバリーするためには、まさに最適な飲み物。

汗で失われる電解質(ナトリウムやカリウム)も効率よく補えるので、スポーツ後の脱水や筋肉の痙攣を防ぐのにも役立ちます。


しかし、運動していない時に頻繁に飲んでしまうと、過剰な糖分を摂取することになり、余計な糖が体に蓄積され太ってしまう原因に繋がることもあるため、必要ない人にとっては、

”今、体に必要ないもの=悪いもの”

となるんですね。

しかし、これはスポーツドリンクに限った話ではありません。
肉や魚、どの食品にも言えることです。

スポーツドリンクだから体に良い!と思考停止で飲まずに、

本当にスポーツドリンクが必要なのか?を常に自分に問いかけて飲むようにしましょう!

スポーツドリンクが必要な場面は?

ここからは、スポーツドリンクが必要な場面を説明していきます。

長時間運動をするときや、短時間でも激しい運動をする時

長時間運動する場合、体はエネルギーと水分をたくさん消費します。
特に、マラソンやバスケットボール、サッカーなどの激しい運動では、体が大量の糖分や水分を必要とします。

飲み方の目安: 運動中は30分ごとに200ml〜300mlを少量ずつ飲む。激しい運動をしている場合は、1時間あたり500ml〜1リットルを目安に補給しましょう。

暑い日に汗をたくさんかく場合

夏の暑い日や、外で運動しているときには、体から大量の水分と一緒にナトリウムやカリウムといった電解質も失われます。この時、スポーツドリンクは水分と電解質を同時に補給できるので、体のバランスを整えてくれます。

飲み方の目安: 喉が渇いた時に一気に飲むのではなく、喉が渇く前に、こまめに少量ずつ飲ことが大切です。

体調が悪い時

風邪や胃腸の不調で、吐き気や下痢、発熱が続く時には、体から水分と一緒に重要な栄養素(ナトリウムやカリウム)が失われます。
スポーツドリンクは、体に必要な水分と電解質を効率よく補給でき、体力回復をサポートしてくれます。

飲み方の目安: 体調不良時には、一度に大量に飲むのではなく、50ml〜100mlの少量をこまめに飲むと胃腸にも負担をかけず、効果的です。


スポーツドリンクを賢く使うためのポイント

スポーツドリンクとお水又はお茶を交互に少量ずつ飲むこと

スポーツドリンクだけではなく、必ず水かお茶を持参して交互に飲むようにしましょう。
効率の良い水分補給につながり、虫歯予防にもなります。
お茶は、味の濃いものだと利尿作用が強くなってしまうので、薄めのものにしましょう。おすすめは麦茶です。

運動前と運動後にも忘れずに摂取

練習中はもちろんですが、運動前後も忘れずにスポーツドリンクを摂取しましょう。
運動する前に軽くスポーツドリンクを飲むことで、体が運動中に失う水分や電解質をあらかじめ補給できます。運動後は、汗で失ったものを補うために、すぐに飲むことが大切です。

目安: 運動前は30分前に250ml〜500mlをゆっくり摂取し、運動後は500mlを目安に。

虫歯に注意!

スポーツドリンクは糖分が多く含まれているため、虫歯になりやすいので注意です。中高生が歯医者に行って、その原因が部活動で飲んでいたスポーツドリンクだった、ということもよくある話です。飲み方を工夫して、虫歯を防ぎましょう。

目安: 水かお茶も必ず持参し、スポーツドリンクを飲んだあとは水かお茶で口をゆすぐ。


スポーツドリンクが不要な場面

  • クーラーの効いた環境で過ごす日
    一日中涼しい家で過ごしている日や、特に汗をかかない日は、水やお茶で十分です。
  • 軽い運動の日
    軽いウォーキングや、短い運動では、糖分が多いスポーツドリンクを飲む必要はありません。

場面に応じたおすすめのスポーツドリンクを紹介!

最後に、場面に応じたおすすめのスポーツドリンクを紹介していきます!

運動量が特に多い日・たくさん汗をかく日

以下のものは糖質の割合が5~6%と多く含まれているため、水分・糖質補給も効率よく行えます!

以下は糖質に加えて、クエン酸も含まれているため、疲労回復にも効果的!

更に、疲労回復や抗酸化作用も期待できるクエン酸・ビタミンB群・ビタミンCが含まれているものはこちら!

運動量が少なめの日

ちょっと運動量が少なめの日には糖質が2〜3%と控えめのものがおすすめ!

体調が優れない時・熱中症の疑いがある時

本当に体調が優れない時には、経口補水液を選ぶようにしましょう。
また、こちらはいざという時のために、常に1本以上常備しておくことをお勧めします。

まとめ

スポーツドリンクは、適切なタイミングを守れば、運動中や体調不良時に非常に役立ちます。
まずは、スポーツドリンクが必要な時、いらない時を自分で判断できるようになることが使いこなす第一歩。

これからは、本当に必要な時に賢くスポーツドリンクを使って、体をサポートしていきましょう!

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